40代を迎えるころになると、シミやしわ、肌あれが、どうしても目につくようになります。若いころは、シミひとつない肌だったのに、と嘆く声が聞こえそうですが、シミやしわは、ある日突然、出てくるのではなく、毎日の紫外線や刺激、乾燥などが積み重なり、年をへて、肌の表面にあらわれてくるのです。
しかし、あきらめることはありません。日本女性の平均寿命が80歳をすぎた現代、40代はその半ばにやっと来たところです。今後どのような肌ケアをするかで、老化に拍車がかかるか、若々しい肌を保つことができるかが決まる、お肌のターニングポイントともいえる年代でしょう。
自分の肌状態にあった正しいケア方法を知るには、体と肌がとても深い関係にあることを理解してほしいと考えます。肌は、体の状態を反映する鏡です。内臓の状態や血行の調子、月経やホルモンバランス、ストレスの有無などが複雑に絡み合って、肌の症状としてあらわれてくるのです。とくに、私は、肌と体の関係を知る方法として、東洋医学をとりいれた治療を行なっています。
本書では、第1章で、肌と体が深い関係にあるということを説明し、第2章で、東洋医学から肌と体の症状をチェックし、改善法などをお話ししています。第3章では、皮膚のしくみと、老化を進める要因などを述べながら、肌老化防止についてアドバイスしています。第4章では、基本的な肌ケアを、第5章では、美容皮膚科で行っている主な治療法を紹介しました。第6章では、食事やツボ刺激など、毎日できる肌ケアの方法をいろいろとあげています。
年齢とともに、体も肌も変化していきます。肌ケアについての正しい知識と、それを毎日の生活で実行していくことができれば、肌トラブルを改善するのも、予防するのも、それほどむずかしいことではありません。本書が、いつまでも元気ではりのある肌を保つために、多くの女性のお役に立てれば、幸いです。
(「はじめに」より)