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権力犯罪

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敗戦以降、連綿とつづく
政・官・財権力者たちの癒着と贈収賄罪の数々。
黒田ジャーナルの総力で描く迫真のドキュメント!

権力犯罪の表紙:クリックすると大きくなります

黒田清・大谷昭宏 著

定価(本体1,800円+税)
四六判上製 288頁
発行日 2000年12月23日
ISBN4-8451-0667-1 C0036

【編著者プロフィール】

黒田 清(くろだ きよし) 1931年、東京生まれ。ジャーナリスト。1951年、読売新聞大阪本社に入社。1977年より社会部長として「戦争展」の開催、人気コラム「窓」の執筆など、独自の記者活動を行う。1983年『警官汚職』(角川書店)で日本ノンフィクション賞、1985年には読売新聞連載「戦争」と「戦争展」で菊池寛賞を受賞。1987年、読売新聞社を退社、「黒田ジャーナル」を設立。「窓友会」を主宰し、月刊『窓友新聞』を発行するとともに、テレビ、ラジオ、講演と幅広いジャーナリスト活動を展開。 2000年7月23日、すい臓ガンのため死去、享年69歳。本書が絶筆。

大谷 昭宏(おおたに あきひろ) 1945年、東京生まれ。1968年、読売新聞大阪本社入社。徳島支局を皮切りに大阪本社社会部・大阪府警捜査一課、朝刊社会面コラム『窓』欄などを担当。1987年、読売新聞社を退社し、黒田清氏とともに「黒田ジャーナル」設立。黒田氏没後は個人事務所を設けてテレビ、ラジオ等でジャーナリズム活動を展開。
主な著書(共著を含む)として、『警察幹部を逮捕せよ!』『関西電力の誤算』(旬報社)、『日本警察の正体』(日本文芸社)、『グリコ・森永事件――最重要参考人M』(幻冬舎)、『新聞記者が危ない』(朝日ソノラマ)、『警察が危ない』(朝日ソノラマ)ほか多数。

【大谷昭宏事務所ホームページ】

http://homepage2.nifty.com/otani-office

【目次】

はじめに 権力犯罪の「系譜」から見えてくるもの 大谷昭宏

序 権力犯罪の読み方 黒田 清

新しい権力者たちの跳梁

終戦処理内閣の奇妙な人事

闇から闇へ流出した隠退蔵物資

フィクサー辻嘉六と児玉誉士夫

第1部 権力犯罪の系譜

1 政・官・財癒着のはじまり

隠退蔵物資事件(辻嘉六事件)

旧日本軍の貯蔵物資を山分けにした男たち/日銀の地下倉庫にダイヤモンドがあるとの爆弾発言/軍の隠退蔵物資による不当利得が政界へ

昭和電工疑獄事件

社会党参加内閣を倒壊させた汚職事件/ワイロという認識なく金をもらったから無罪という奇妙な判決/戦後の産業復興政策にたかった政官財/炭鉱復興にからんで逮捕された田中角栄

造船疑獄事件

法相、「指揮権発動」で現職幹事長の逮捕を阻止/会社の損失を国家に補償させる今も変わらぬ汚職/暗躍する森脇将光と田中彰治/「指揮権発動」犬養法相のあわれな末路

吹原産業事件

官房長官の念書で銀行から金を引き出そうとした奇怪な事件/自民党総裁選がらみの資金という疑惑/戦後の悪・森脇将光と田中彰治の追放

2 政・官・財癒着の完成

日本通運事件

特捜検察の黄金時代/日通独占体制維持工作のウラ金づくり/金をもらった政治家47人、起訴はたったの2人

ロッキード事件

海のむこうから飛んできた国際スキャンダル/軍用機導入をめぐる疑惑は謎のまま/疑惑発覚から19年、総理大臣の犯罪確定/ロッキード事件謀略説の背景

KDD(国際電電)事件

貴金属密輸品は政治家への贈りもの/カネを受けとった政治家190人の名前は公表せず/2人の自殺者は何も語らない

3 バブル経済下、マネーばらまく新興企業

リクルート事件

情報産業王国めざす江副の野望/スーパーコンピュータの見返りに未公開株を譲渡/政界の“風見鶏”中曽根康弘をめぐる疑惑/公表されたリクルートコスモス株譲渡者リスト/文部省・労働省にまで広がっていた腐敗の構造

佐川急便事件

オモテ舞台に踊り出た右翼・ヤクザ/竹下登「ほめ殺し」中止の真相/新興企業「佐川急便」内の確執/5億円授受、罰金20万円の金丸信

4 バブル崩壊で噴出、金融不正事件

イトマン事件

住友銀行の平和相互吸収合併の実働部隊/地上げ屋伊藤寿永光と許永中によるイトマン食いつぶし

野村証券損失補てん事件

スクープ記事で株の損失補てん明るみに/大蔵省も認めていた官民一体の不祥事/暴力団への株取引便宜供与が判明/損失補てんは日本を代表する企業の多くが受けていた

金丸信脱税・ゼネコン汚職事件

検察ついに金丸信逮捕/公共事業をめぐる闇献金と談合/ゼネコン汚職と自民党一党支配の終焉/今なお健在“土建国家日本”

東京協和・安全信組事件

金融機関破綻の引き金となった二信組/暴露された政治家や官僚のあさましさ

5 露呈する官僚組織の腐敗

岡光厚生次官特養ホーム事件

福祉を食い物にする官僚トップと「福祉屋」/贈賄側は特養ホーム建設"丸投げ"で差益/接待を受けた厚生官僚のなかには介護保健法案責任者も

大蔵・日銀接待事件

目にあまる接待に大蔵省へ特捜のメス/きっかけは第一勧銀の総会屋へのあまい融資/MOF担という名の大銀行の大蔵官僚接待係/キャリアへの捜査のメスの前にノンキャリアの自殺/自殺の壁を乗り越えてキャリア官僚を逮捕したものの…

神奈川県警事件

権力をカサに着た暴力体質/京都、新潟と相次ぐ警察の不祥事/自浄作用なき日本の警察機構

第2部 権力犯罪ファイル

1.隠退蔵物資事件(辻嘉六事件)/2.昭和電工疑獄事件/3.炭鉱国管疑獄事件/4.造船疑獄事件/5.保全経済会事件/6.売春汚職事件/7.グラマン・ロッキード事件/8.九頭竜川ダム汚職事件/9.吹原産業事件/10.共和製糖グループ事件/11.信濃川河川敷事件/12.大阪タクシー汚職事件/13.日本通運事件/14.殖産住宅事件/15.公害Gメン汚職事件/16.田中金脈事件/17.ロッキード事件/18.ダグラス・グラマン事件/19.KDD(国際電電)事件/20.撚糸工連事件/21.砂利運搬船汚職事件/22.リクルート事件/23.イトマン事件/24.野村証券損失補てん事件/25.共和汚職事件/26.佐川急便事件/27.金丸信脱税事件/28.ゼネコン汚職事件/29.東京協和・安全信組事件/30.岡光厚生次官特養ホーム事件/31.証券各社総会屋事件/32.石油卸商・泉井の献金事件/33.大蔵・日銀接待事件/34.防衛庁調本不正事件/35.神奈川県警事件/36.中尾元建設相贈収賄事件

おわりに 社会部長・黒田清と権力犯罪

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